2003.01.24

HAIKU・ 俳 句 ・HAIKU


(4)俳句の表記


俳句の表記は、本来タテ書きです。
上から下まで、間をあけずに書くものだということを、知って
おいてもらいたい。


しかし、インターネットの未成熟により、電子メールやGBな
どでは、自由なタテ書き表記が認められない。
そこで、ぐっと我慢してヨコ書きにしている。


私も初めは先輩の教えに反抗して手帳にヨコ書きしていたが、
やはり今はタテ書きでなければと思っている。



  遠山に 日の当りたる 枯野かな   高浜虚子
  遠山に/日の当りたる/枯野かな   高浜虚子


また上のように、五音・七音・五音のあいだを読みやすくする
つもりで、あけて書いたり、『/』で区切って書くことはしな
いのが常識。

あけて書くと、一句のリズムが途切れて、作者の心がすんなり
入って来なくなる。


  遠山に日の当りたる枯野かな   高浜虚子


のように、俳句と俳号のあいだだけ離して書いて下さい。



「文語表現」と「口語表現」は、どちらを使ってもさしつかえ ありません。 しかし、一句の中で雑ざるのは、うっかりではなく、作者が推 敲の後も、「どうしてもこの句の中ではこうあらねばならぬ」 と感じた時だけです。 「新仮名遣い」と「歴史的仮名遣い」は、自分でハッキリどち らか決めて下さい。そして、混用せず、当分はその主義を押し 通して下さい。 また、一句の中に両方の仮名遣いが雑ざるなんてことは、 「もってのほか」と自覚して下さい。                 (-。-)y-゜゜



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