フィンランドの現代音楽作曲家、指揮者エサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen)が、iPadのコマーシャルに登場している。
現代音楽と言えば、シェーンベルクや武満徹のイメージから、ピアノに向かいながら五線譜に万年筆で楽譜を書いていくものだと思っていたが、やはり時代は進化している。
そう、武満だって五線譜を使わず、奇妙なグラフィックを使って演奏者に指示していたこともあった。
1958年生まれのエサペッカだって、当然、最先端技術やガジェットを駆使したって可笑しくはない。否、アップルのiPadが、やっと作曲家や演奏家にも利用できるハンドヘルドのコンピュータに進化しただけのことである。64ビットだもの。
それでも、何だか少し嬉しい。片手に乗るほど小さな機械をピアノ代わりに使って音を確認したり、シンセサイザーのように採譜に利用したり、Notionアプリを使って編集したり、譜面台のように広げて?みたり・・・
モチロン、「Esa-Pekka Salonen – Composer」の楽曲も、iTunesから購入できる。
そして、今なら30分弱のヴァイオリン コンチェルトが無料でダウンロード可能。
一度お試しあれ。
http://www.apple.com/jp/your-verse/orchestrating-sound/
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追伸2018.10.17:上記のiPadの紹介サイトへのリンクはすでに終了。
iPadでの作曲の様子は無いけれど、Esa-Pekka Salonenの音楽は、
Youtubeからも聞くことができる。
Esa-Pekka Salonen, Violin Concerto (2009), Leila Josefowicz and the Philharmonia Orchestra, digitally released 26 May 2014.